企業研修のしごと

仕事のことを書いてみようと思う。ちょっとだけ真面目に。

 

今週は、来週に控えた某企業での管理職向け研修の準備の大詰め作業中。考えては練り直し、を少し繰り返しながら、大筋で固まってきた。

えー、我が社が提供する研修の特徴のひとつはー、

教えない

ということ。

決してふざけているわけではなく、教えることがない、というのが、紛れもない事実なのである。これまでの実績の中で、受け手によっては「教わっている」とか「教えられた」といったフィードバックをくださる方がいるのも事実だが、提供側の意図には、「教える」は、全く入っていない。こちらが意図していることは、教えない代わりに、

正解を見つけるための方法を提案すること

なのである。そうすれば、自ずと選択肢が見えてくる。よって、その中から正解は、クライアントや研修に参加するクライアント企業に属する人たち自身が自ら決めることができる。
一見、クライアントに全て委ねているかのようなこのスタイル、実はこの会社の設立当初から決めていたことなのである。

なぜ設立当初から決めるに至ったかというと、会社員時代に経験した様々なことが背景にある。

まずは、前職で体験したことそのもの。

かつてお世話になっていた企業は、自社の成功論を自らの手で創り上げてきた。業界やはたまた商業社会で極めて一般的な「正解」とされることには目もくれず、自分たちの立てた仮説と仕組みと評価システムを元にテストを繰り返し、データを蓄積してきた中から、成功法則すなわち勝ちパターンが確立された。それが、今となっては同業者から堂々と真似されるくらいにまで仕上がっている。

そんな色を持った会社で10年以上の月日の間、純粋培養されたせいか、当時、業種に関わる書籍を真剣に読んで取り入れようとする人など目にしたことがなかった。自分もしかり。

つまり、「自分たちの正解は自分たちで見つける」という環境で育ってきたわけなのである。そして、その実現性をまざまざと体験し、今もなお間接的に見せ続けられている。

まずこれが一つ。

そして次に、これも自身が体験したことで、

「どんなに正しいと言われても、自分がそのことを信じられなければ、実現性が非常に低い」

ということ。「絶対に結果出るから、騙されたと思ってやってみて」と、どんなに言われたところで、そうしょっちゅうそれをやろうとは思えないのである、仕事なだけに。ダイエット方法ならやるかもしれないけれど。笑

そんなこんな(まだ他にもあるけど今日は割愛)で、今の提供スタイルに至っている。 

 

やはり、講師やいかなるコンサルタントが、常にクライアントにとっての正解を知っているとは、どうもわたしには思えない。

これまで数々わたしがお世話になった方々ーその肩書きは様々だが、どの方もコンサルタント要素を持っているーは、常に、

わたし自身に「自分で考える機会や方法」を提供してくださった。そして、

考えることをやめてはいけない

とハッキリ教えてくださった方もいた。この一言が強く刻み込まれている。一方で、「〜〜すればあなたの場合、楽に儲けられるよ」と教えてくれた人たちもいる。なるほど!と思ったけれど、どうやらわたしの趣向には合わず、今日まで手をつけないでいる。

いずれにせよ、どちらのアドバイスにもとても感謝している。

こうして選択肢がある、と分かれば、意図を持って、選択できるからだ。そして選択してきたから今日がある。

  

今回ご一緒する方々から、各自が現状抱えていると思われる課題について着々と声が届き始めている。その内容は様々だが、1.5日という限られた時間の中で、全て取り扱いたいと思う。

その前に、ありとあらゆる方法を使って、自分のことと組織のことを客観視してみてもらいたい。そうするだけで、課題がもはや課題でなくなることがあることも、うっすらわたしの目には、見えていたりする。

今日でおおまかな準備は完了しておきたい!

 
朝から今日はエンジンがかかっておりまする。

みなさまも素敵な水曜日を。

読んでくださり感謝。

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